大家から立ち退きを求められた場合の対応
大家から立ち退きを求められたら、困ってしまうのではないでしょうか。
立ち退き要求をされる場合には、さまざまな理由があり対処が必要です。
この記事では大家から立ち退きを求められた場合の対応を解説していきます。
大家から立ち退きを求められる理由
大家から立ち退きを求められる理由として、次のケースが挙げられます。
- 部屋を借りている方が家賃滞納をし続けている
- 部屋を借りている人が迷惑行為をしている
- 建物が老朽化している
- 再開発事業が進められている
部屋を借りている方が家賃滞納し続けている
強制退去を求める理由でもっとも多いのが家賃滞納をし続けている状態です。
病気や失業などが原因の場合は退去要求が認められない場合もあります。
部屋を借りている人が迷惑行為をしている
住人の近隣トラブルも退去要求の大きな原因となっています。
特に、近隣住民が深刻な被害を受けているケースは正当な事由として認められるケースも多いので注意が必要です。
建物が老朽化している
建物の老朽化は、借主にも影響を及ぼす可能性があるため正当な事由として認められる可能性があります。
再開発事業が進められている
貸主が再開発を進めていることから、立ち退き交渉を行う場合があります。
しかし、正当な事由として認められないケースが多いほか、認められても立ち退き料が高額となる事例が多く見られます。
大家から立ち退きを求められたらすべきこと
大家が部屋を借りている人に対して一方的に立ち退きを求めるためには、正当事由が必要です。
建物が老朽化して倒壊の恐れがある場合、再開発事業が進められている場合のほかに、借主に問題のある場合も挙げられます。
まず、大家が主張している立ち退きの理由が正当事由であるかの確認が必要です。
そこでは、大家や借主の事業、契約の内容、建物や土地の利用状況、老朽度具合などから総合的に判断する必要があります。
大家から立ち退きを迫られて困っている場合は法律の専門家に相談することをおすすめします。
まとめ
大家から立ち退きを求められる理由や対応すべきことについて解説しました。
大家が一方的に立ち退きを求める場合には、正当事由がなければいけません。
正当事由があっても立ち退き料が高額になる可能性もあります。
いずれにおいてもお困りの場合は、一度弁護士までご相談ください。